オーガニックコスメの認定基準
オーガニックコスメは多くの種類が並びますが、1つとして全く同じ成分のものはありません。
そもそもどういう原料を使っているものをいい、オーガニックコスメの認定基準というのはあるのでしょうか?
実は世界中に機関はありますが統一した定義があるわけではありません。 各国が独自の認定基準を設けて認定証を発行しています。 つまり、オーガニックコスメの認定基準とは世界で統一されてはないのです。
日本では非営利団体の日本オーガニックコスメティック協会(JOCO)が2007年に内閣府から認可され、オーガニック農産物の基準(JAS規格)を準拠して独自の基準で審査認定をしています。 その内容の一部は次の通りです。
- 原料となる植物は化学肥料や農薬を極力使用しない土壌で栽培させること
- 作られた原料を運搬、保管する際には化学合成物使用原料、製品等とは別にすること
- 遺伝子組み換え、動物実験は行わないこと
これ以外にも決まりごとが多くありますので、認証を受けることは大きな意義ありますね。 他国のオーガニックコスメ認定機関はヨーロッパに多く見られます。 例としてフランスの世界最大規模機関、エコサート(ECOCERT)を挙げてみましょう。
- 完成品の完成品の95%は天然原料(含む、水)
- 5%は化学原料で可
- 10%はオーガニックでなくてはならない
- 食物原料の95%はオーガニックでなくてはならない。そして化学合成香料は使用不可
となっています。こちらもかなり厳しい内容と言えるでしょう。 こうした機関の認定基準をクリアした製品には各機関が発行しているロゴマークを付けて販売されるのがほとんどです。
オーガニックコスメの認定基準が明確でないため、オーガニックコスメと名乗る製品が多いのが現況です。 しかし、認証を受けて販売しているオーガニックコスメは消費者にとっては安心して品質を選ぶ目安にもなりますね。