オーガニックコスメの薬事法
近年はロハスやスローライフなど、生活の中に自然なもの取り入れることを好むブームは、根強い人気を見せています。
海外でのこれらのブームを背景に、日本ではちょうど2000年ごろからオーガニックコスメはじわじわと広がりを見せてきました。
それまでは自然派というと、一部の愛好家が行っているというイメージが強かったですが、海外セレブなどが積極的に素敵なライフスタイルとして取り入れている事が紹介されてからは、オシャレなもの、進んだ考えというイメージが強くなりました。そして、2005年に薬事法の規制緩和がきっかけとなり、日本にも海外からのオーガニック製品が沢山入ってくるようになりました。
日本にオーガニック自然派ブームが来たことで、世界中の様々なオーガニックブランドも日本に進出し、ドラッグストアなどでも気軽に購入できるようにもなりました。 薬事法では、全成分表示が義務づけられているため、原料は成分が多く含まれている順にラベルに表示されています。
オーガニック先進国である、例えば欧米のオーガニックコスメを手に入れたいと思っても、日本の薬事法ではひっかかるホルムアルデヒドなどは、アメリカ、韓国、ヨーロッパの国では使用を許されているという例もあるため、以前よりは気軽に手に入れることができても、やはり一部の製品は、まだまだ日本国内での流通が難しいという面もあるようです。
日本国内で流通していないオーガニックコスメを輸入する際には、各国のオーガニック製品の基準である認証マークを持っている製品かどうかなど、充分に注意をして購入するようにしたいですね。
オーガニックに詳しいという方は、成分まできっちりと調べてコスメを選ぶ楽しさもありますが、初心者の方で気になるのだけど、どれから始めたらいいのか…と迷っている方は、まずは肌にマッチするかを試してみて、気に入ったものを使ってみるという方法がおすすめです。